近年流行りのエコカラットを施工してきました。
エコカラットプラスというINAXさんから出てる高機能タイルで、DIYでも施工できリフォームなどでも良く使用されています。誰でも簡単に施工できるのは良いことです。LIXILさんの企業努力を感じます。
下地も多くの下地に対応しています。
今回はオーソドックスなパターンでクロス下地なのでクロスを剥がしてから石膏ボードに貼る感じです。
サイドボードを置くところはクロスを新しく貼って、サイドボードのサイズに合わせてエコカラットを貼るので新しいクロスはマスカーで養生しておきます。
養生をしなくても、えこぬーるという専用の接着剤が仕上げのクロスやエコカラットの表面などに付着してもすぐに拭き取ればキレイにとれるのでDIY なら養生シートは無くても良いかもしれません。えこぬーるも余分なところに付着しにくい粘度なので実際汚したくないところを汚してしまうこともないと思います。
まずは基準になるサイドボードの天板の高さに墨を出して基準の1列を貼っていきます。(↑の写真)
壁の対角が少しずれていたのでタイル1枚1枚の間に1mm未満の空目地を設けて基準の1列から上と下に逃げていきます。
ちょうど今回施工する面は横1列が11枚で1㎡なのでえこぬーるの1㎡用のパックを1本使って1列づつ貼っていきます。
3mmのクシ目鏝のクシ以外の部分はパイオランテープを貼っておくと後片付けが楽にできます。
えこぬーるはまずクシ目鏝のクシが無い方で厚さ1mmとか2mmくらいの厚さで塗り広げていきます。
1㎡分のえこぬーるを1㎡分に塗ってみて標準の厚さを最初に把握しておくと良いかもしれません。
標準より少ないと接着不良を起こすので少ないよりは少しくらい厚くても良いとは思いますが、接着剤が固まるまでは貼ったタイルが下にズレやすくなるので注意が必要です。
接着剤は同じ厚さに塗ることが大事です。壁が平らでえこぬーるを同じ厚さに塗れば勝手に平らになります。
えこぬーるを平らに塗ったらクシ鏝のクシ側でクシ目を立てていきます。
説明書にも書いてありますが周囲は少しえこぬーるをあけて塗っていきます。
タイルを貼ったときにえこぬーるがはみ出してくるのを防ぐためです。
スイッチカバーやエアコンのアンカーや外周など、エコカラットをカットするところはカッターでキズを付けてから折りとるか、サンダーで切ったりノコギリで切るなどの方法で容易に加工できます。
加工したものを貼り付けて完了です。
エコカラットは室内の湿度の調整や臭気を除去してくれたりと、多機能でとても評判の良い商品です。
今回はサイドボードとテレビを置いて上のほうにはエアコンがつくのでエコカラットが見える部分が減ってしまいますが、室内の一部をエコカラットにすることによって雰囲気もよくなります。デザインも沢山の種類があり、トイレや洗面、リビングと少しずつデザインを変えても良いかもしれません。
建設業界は新しい商品が毎年たくさんでますが、エコカラットは今後もスタンダードな内装仕上げ材となりそうです。