コンクリートによる庇(ひさし)の破風にあたる箇所のモルタルが剥落しているので補修してきました。
現状はモルタルが欠落している状態で塗装してあるので、接着剤を塗布するために塗装をグラインダーという工具にカップワイヤーをつけて削り落としていきます。
塗装を落とさないと、どれだけ強固にモルタルを施工してもモルタルは塗装に乗っているだけなので下地と塗装が剥がれれば塗装の上のモルタルも落ちてしまいます。
ある程度グラインダーでキレイに落とせたので細かいところは手で金ブラシを使って落としていきます。
こうして見ると、奥の方のモルタルで化粧してある部分も浮いてますね。
すぐに剥がれそうな感じではなかったので応急手当てで薬剤を塗布しておきました。
厚さが3cmくらいになるところもあるので、中塗り材で中塗りをとって今日は終了です。中塗り材は今回はサンドというものを使いました。発泡スチロールの細かいものが入っていて軽いのでこのような場合には最適です。
剥離を防ぐために下地にアンカーを打って接着剤を塗ってから中塗りをとってあります。
このような工事は完全に左官仕事なので楽しいです。
でも一階の屋根にあたる場所なので足場を外したら下から見るしかないのでお施主に見てもらいにくいのが残念です。
後日乾いてから仕上げです。