先日掘削床付けした駐車場コンクリート打設工事のお客さまの現場で土間コンクリートを打設しました。
90㎡ほどあり広いので今回はコンクリートを圧送するポンプ車に来ていただきました。
ポンプ車はとても便利で少しの高所や狭いところなども容易に打設でき、しかも速くてコンクリートを人の手で引っ張ってならす必要が無いのでその後の金鏝押さえの作業に体力を残すこともできる優れものです
土間コンクリートを流し込みならし終わったところです。
暑くて乾きも速いため途中の写真がとれなかったですが、通称プロペラと言われる機械を使ってからならしました。
土間コンクリート工事が完成しました。
昨年度の夏に住宅側の半分を打設し、今回は道路側と2回に分けました。
全部で160㎡あるのでさすがに1度では打てないのと、土間コンクリートの宿敵「ひび割れ」も考慮してのことです。
最近は住宅の駐車場の土間コンクリートは細かく縁切りすることが多いですが、主な理由はひび割れづらくすることと、駐車する際の目安としてのラインと、見た目上のデザインです。
必要以上にやることはデメリットの方が多いと考えますので私はそれほど細かく区切るのはお薦めできません。
今回は空手道場の駐車場なので、駐車スペースのライン引きは土間コンクリート打設後に塗装でやるとのことで全体を2分割にしただけです。
が今のところクラックは入っていません。
ちなみに土間コンクリートの中にはワイヤーメッシュという鉄の網が入っています。
ひび割れを発生させづらくする効果もあるのでしょうが、感覚的には「入ったひびを大きく広げない」ことの効果が一番大きいと思います。
昔のワイヤーメッシュを入れてなかった頃のいわゆる無筋コンクリートと今のコンクリートを見比べると顕著に現れています。
今のコンクリートに入っているひび割れはヘアークラックという細いクラックですが、ワイヤーメッシュや鉄筋が入っていないコンクリートはヘアークラックが大きく成長してひび割れの幅が1mmくらいまで成長し、ひどいと草まで生えてしまいます。
でも解体もとても大変になりますので今後は解体費用が…
水道のメーターボックスもあらかじめ高さを調整しました。
土の時はこういったものを乗り越える際も車を運転する人にとってはストレスになるくらいにくぼんだり出っ張ったりしますので駐車場は土間コンクリートを打設することを当社はお薦めいたします。
サービスでポストをより良い場所に付けかえて完了しました。