先日、庭に勝手に生えてしまった木が大きくなりすぎたので切ってほしいとの依頼をいただき伐採してきました。
レーザーで測ってみたら一番てっぺんでは10mほどありました。
敷地の中には他にもモチの木などが数本あり、すべて鳥などによるものとのことでした
実はこのような事例はメチャクチャ多いんです
中でもダントツで多いのがモチの木で、赤い実がつくからなのか放っておいてしまう方が多く背丈くらいなら御主人さんが日曜日に一時間も作業すれば根っこまでキレいに撤去できますが幹が直径15cmくらいになってしまうとまぁ中々大変な事になります。
何年か前にもそのようなケースで根っこが汚水配管を巻き込んで潰して流した汚物が詰まるという事態になり撤去しましたが、全て手作業で配管と複雑に絡みあった根っこを取り除くのに夜までかかりお金もかかってしまいました。
膝くらいの背丈の時なら手で引っこ抜いて終わりなので放置しておくのはデメリットばかりですね
引き込み線もあり今はとくに影響なさそうに見えますが早めに撤去した方が良さそうな状況です。
まずは上から少しずつ枝を切り落としていきます。
上下作業になるので安全第一で焦らず慎重に作業を進めていきます。
葉っぱがついてる枝がほとんどなくなりスッキリしましたが、ここから幹が太くなっていき作業としては大変になっていきます。
ここからはクレーンにロープを巻き付けて幹を軽く吊る感じにしておいてその下をチェーンソーで切り離してそのままクレーンで荷台に載せて、の繰り返しで無事撤去完了です。
因みにこの木はセンダンの木です。
秋冬あたりに河川敷を走りまわってると服にくっついてくるセンダン草はこのセンダンの木の葉っぱに似てるからその名前がついたらしいです。
栴檀は双葉より芳し
せんだんはふたばよりかんばし
のセンダンです。
優れてるものは若い時から優れてるという意味ですね
センダンは香木で幼木のころから良い匂いがして建築材料や細工にも使われております。
何も考えずにいつも通り産廃場に捨てちゃったけどこんなに太い幹なら何かに使えたんじゃないかと思いはじめたところですが、依頼して下さった方もやっとスッキリしたと喜んでいただけたのでまあ無事に作業が完了したことだし、何十年もかけて育った木をあっさり捨てちゃったけどもったいないとか考えるのはやめようと
思える日が来ると良いです