会社の資材置き場にイナバの物置を設置しました。
仕事に必要な資格の受験勉強でここ数ヶ月日曜日が埋まってましたが、先日試験が終わったので以前からストックしておいた中古のイナバ物置を日曜日に組み立ててみました。台風の被害で倒れたものらしく土台の部分が曲がっているので叩いたりペンチで形成しながらなんとか使えるようにして簡易的に施工してみました。
お客様に依頼されて工事する時にはやらないやり方なので参考にはならないかもしれませんが、体感で問題なさそうです。
イナバ物置に限ったことではありませんが、物置やカーポート、ガレージなどほとんどのアルミ製品の工事は、段ボールやフィルムなどの梱包材の剥離と基礎工事が全体の工事時間の半分を占めます。
精神的には7割です。
基礎工事が終わったら私の頭の中では工事は終わってます。
なので今回は基礎も組んである状態でバラして持ってきてあるので基礎ブロックを設置したら置くだけで基礎工事は終わりです。
本来はここまでに1時間はかかります。
砂とセメントを混ぜて空のモルタルにしてからブロックの水平を見て仮に置いた後に土台を置いてみて、土台に合わせてブロックをズラしただけなので15分で終わりましたが、本当はちゃんと水で練ってモルタルかコンクリートにして、転倒防止の金具を埋設するための穴もほらないといけません。
これが割りと時間かかります。
そして残土が思ってるより出ます。
重量物を入れて、風をあまり受けない場所に設置しておけばちょっとやそっとじゃ倒れないので今回は良いにしました。
道路沿いに設置してある物置はちゃんと施工してありますが今回は敷地の中の方なので…
今回はシンプリーというタイプで床も天井も簡単に施工できるシリーズです。
土台を決めたら壁を組んでいきますが、風が強いので部材が常に安定するように組んでいきます。最初は不安なので、次に使う材料をすぐ横に置いておいて必要なボルトは手で持っておき電動工具は自分のベルト等に引っかけておきます。
最初の壁を建てたらボルトで止めながら常に片手で保持しつつ次の壁を建てて連結させておきます。そうすると壁がL字に建つことになるのでとりあえず安定します。
ここまでを一工程として、反対側も同じように建てて、全ての壁を嵌めていきます。
なお説明書はないので順番は違うかもしれませんが、イナバさんは一流の会社なので組み立てはとてもシンプルでわかりやすいです。100棟近くは建ててきたので押さえるべきポイントも頭に入ってるので多少我流です。
しつこいようですが、実際に依頼されて施工する場合は図面の順番を守ります。
変更点があるかもしれないので
逆に図面には書いてないことですが、ボルトの締める順番や本締めのタイミングと順番は人それぞれな気がします。さすがに一本づつ本締めする人はいないとは思いますが考え方がバラバラで、鉄骨の建て方などをやったことのある人や鍛治屋仕事に携わったことがある人等はこだわりが強いかもしれません。
私の考え方は手で2周ほどボルトをかませておいてある程度全体的に壁と屋根が入ってから柱の垂直を確認して、柱側から垂直面、天井側、床側の順番で電動工具で本締めします。屋根は全体のひねれに影響するものですが、ボルトが入った時点で支障のあるようなひねれは無いはずです。せんきを防ぐためにいきなり電動工具を使うのは良くないです。
ネジが噛み合ってないのにネジを締めていってネジ山が潰れてしまっている状態をせんきと言います。
たぶん方言じゃないと思いますが確かじゃないです…
時間のかかる基礎工事を大幅に簡略化し、梱包のバラしもなかった為ゆっくりやっても1時間ちょっとでできました。
新品をちゃんと商品として提供する前提で施工するならやはりシンプリーでも半日近くかかると思います。
自分でできることは自分でやれば工事費の節約にもなります。
外構工事中なら職人がいるので、わからないことは聞いていただければ助言もいたします。
必要な道具も工事中でしたら無料でお貸しいたしますのでお気軽にお声かけください。
年末はみなさん忙しい時期ですがお体に気をつけて良い新年を迎えましょう