古くなったベランダのやりかえをしてきました。
今まではスチール製のベランダのうえにデッキ材を敷いてあったらしく(既に解体済みで写真はありません。)骨組みが錆びて崩れ落ち、デッキ材も薄いプラスチック製だったらしく歩くとベコベコへこんでいたとのことでした。
ベランダの屋根を波板で作ってあったのですがそれもほとんど割れて無くなっていましたのでポリカの波板にかえます。
スチールのベランダにアルミ製のベランダを増築したらしく、そちらは骨組みだけ残すとのことで解体せず残してありました。デッキ材だけやりなおしです。
お施主さんのご希望で残す骨組みは簡易的に作ってありグラグラと揺れます。当社で作り直すベランダを強固なものにして既存のベランダと連結させれば揺れは収まると思うのですが…
まずはポリカの波板を張り替えます。
ベランダは既製品ではないので十分な強度を得られるよう設計し使用材料を選定していきます。
後付けのベランダキットなら誰が作っても出来上がるものは同じですが今回は汎用材で作っていくため出来上がるものは工事をする会社によって違ってきます。
他社さんよりも強く安くキレイに早くできるかどうかがかかっていると思うと燃えてきます!
今回は三協アルミさんのαプロシリーズの汎用材で組んでいきます
骨組みの段階で人が乗ってびくともしない必要があります。
幸い(?)当社で作り直すベランダの範囲はトタン葺き(瓦棒葺きというものかもしれません)の上なので束柱を細かく取れます。
根太がしっかりと組み上がったことを確認し、トタンの上を掃除したらデッキ材を敷いていきます。
上の写真の左側の手摺りはLIXILさんの「ベランダ手すりⅡ」です。
安価ですが部材がシンプルな分、加工しやすいメリットがあります。曲がり角もコーナーセットがあるので簡易に施工できる上に曲がり角があるとがっちり止まるので強度的にもあった方が良いです。
無事デッキ材が組み上がりました。
使用したデッキ材はこれまた三協アルミさんのデッキ材で、中では一番安価なものではありますが、そこはさすがの三協アルミさんでまったくへこむ様子もなく、既存側のベランダも揺れなくなりとても良いベランダに生まれ変わったとお施主様にも満足していただけました。
敷地の境界いっぱいにベランダがあるためポリカの屋根のかぶりがなく雨がさしてくるのが少し気になりますが良いものができました。
既製品と違って現場加工のアルミ工事などはやる人の経験や技術力や設計の仕方が全面的に出るのでやりがいがありました。
最近リフォームが全国的にはやっているのか和室の砂壁や聚楽壁の塗り直しが多く久しぶりのアルミ工事でした。