前回の続きで鉄筋を組んでから型枠を起こしていきます。
ベースコンクリートと縦に立ち上がる部分(立ち上がりとか布基礎とか言います)を一体でコンクリートを流し入れる方がコンクリートとしては強いので型枠を浮かして一度にベースと立ち上がりを打設するように枠を組んでいきます。
浮き型といって、住宅の基礎でも他社との差別化をはかってウリにしている工務店さんもあるようです。
型枠を起こすのに手間と時間がかかりますが最終的にはメリットも多いのでこれからはもっとスタンダードになるような気がします。
コンクリート構造物の強度を出すにはいくつか方法があり、コンクリートのセメントの配合量を増やす、水の量を少なくする、コンクリート打設後の湿潤養生をちゃんと取って急激な乾燥を防ぐ事等が主で普通各業者さんが気を付けてている事だと思いますが、布基礎の場合は更に加えてベース部分と立ち上がり部分を一体して打設することも有効です