焼津市のフィットネスクラブで大浴場の補修工事をしてきました

2月の下旬に焼津市にあるフィットネスクラブの大浴場のタイルを部分補修してきました。

浴槽タイルの目地が詰まってないとのことで伺ってみると…

現状
現状

どうやら新築時からタイルの目地は詰めてないようです(*_*)

初めて見る工法です

床面だけは目地を詰めてありましたが、長年の清掃でだいぶ減っているようでした。

なので今回は立ち上がり部分のタイル目地が詰まってないところに目地つめていきます。また、玄関ポーチのタイルなどと違って頻繁に掃除するので目地材が減って下がってしまうので、その対策を考えた配合で目地材を詰めていきます。

目地詰め
目地つめ

中の方がだいぶ空洞になっているので奥まで目地材を詰めていきます。

新築時にタイルの貼り付け材料が少なかったのかタイルの裏も空洞が多くなかなか骨の折れる作業内容となりました

私の師匠や仲間に手伝ってもらっても丸三日間えんえんと朝から晩までタイルの目地詰め作業ですが、タイルがキレイになっていくのが目に見えるのでやりがいのある仕事でした。

みんなで目地詰め
みんなで目地つめ

ボイラーの補修工事もあるようで1週間ほど営業を休止しているのですが目地材の養生期間もあるので時間の猶予がなかったため迅速に作業する必要がありました。

なんとか無事に終了し、あとはサウナの板の張り替えを大工さんがやって引き渡しです。

大浴場
大浴場
屋外風呂
屋外風呂

完成写真です

大浴場と水風呂と屋外風呂の男風呂女風呂同サイズの計6槽です。

大きさはまったく同じでした。

浴槽の大きさだけは… ですけど

施設の二階はヨガなどをできる板張りのフロアとフィットネスマシンが並ぶフロアとあり、多くの方が汗を流しておりトレーニング後は大浴場で汗を流せるのでとても良い施設でした。

今後もまた多くの方がフィットネスで汗を流しお風呂を利用しいただけると思うと嬉しいかぎりです。

 

静岡市で砂壁を塗り直してきました。

静岡市で砂壁を塗り直してきました。

依頼を受けてお施主さんの家に着き見てみたら、繊維壁(砂壁)の上からクロスを貼ってありそのクロスが剥がれていました。

クロス剥がれ
クロス剥がれ

湿気なのか接着剤の強さなのか、砂壁の表層ごと剥がれていました。

砂壁そのものは壁に残っているので、砂壁の骨材となる砂同士の結合力よりもクロスが剥がれる力の方が強かったのでしょうか。

厚さ1~2mmで塗ってある砂壁の表面から剥がれているので、クロスそのものを剥がしてから壁に残った砂壁をキレイに削っていきます。

クロス剥がし
クロスはがし

クロスは簡単に剥がれますがやはり繊維壁はしぶといです。接着剤もまだ効いているし他の所を見てもとてもキレイに塗ってあるので何故クロスを上から貼ってあるのか謎です…

キレイに下地のモルタルを出したら接着剤を塗布して元と同じ型番の材料を塗って仕上げました。

繊維壁塗り直し
繊維壁塗り直し
砂壁塗り直し
砂壁塗り直し

出隅で止めるのはおかしいので入隅で終わります。

一旦冷蔵庫をどかして奥の門まで塗って仕上げてから冷蔵庫を戻して完成です。

ちなみに写真手前の尖ってる側の門が出隅で冷蔵庫の裏にあたる引っ込んでる側が入隅です。(でずみ)(いりずみ)

つまり段ボールは出隅が12箇所あるということになりますね。

階段を断面で見たら出隅と入隅が交互に来ることになります。

まぁ建築用語ですね。

それにしても、お施主さんに伺ってないので今となっては確かめることもできないのですが、家全体を和風に仕上げて内装の壁も洗面所から廊下や室内まで全面キレイに左官仕上げになっているのになんでキッチンの垂壁だけ上からクロスを貼ってあったのだろう… ?

 

エクステリアプランナー一級の結果発表がありました

昨年の11月ころに「エクステリアプランナー1級」という試験を受けてきました。

この資格は国家資格ではなくJPEX(?)の民間資格で、国家資格で言うところの名称独占資格といった感じです。

設置義務資格ではないですが技能検定のような試験内容なので業者選びの目安にはなりそうです。

四者択一の学科と製図の試験で学科はプロであればわかるような者なので過去問を一度やれば問題はないかと思います。どちらか受かってもう片方が落ちても来年に持ち越せるようです。

さっそく製図の練習をしました。

エクステリアプランナー製図見本
エクステリアプランナー製図見本

↑こちらは製図の見本で試験問題はA3用紙に住宅の配置図が印刷されているので、それにその年の課題に沿ったエクステリアのプランニングをしていきます。

実際は時間に余裕はないので事前に送られてくる問題を見てゾーニングまでは予想で決めておかなければ時間切れになるかもしれません。

エクステリアプランナー製図練習
エクステリアプランナー製図練習

ある程度決まり事もあるようなのでちゃんと過去問を見て外壁の立面図なども書き方を練習していきます。

平面図であまり時間をかけてしまうと立面図と断面図やコンセプトの説明欄や引き出し線関係等、時間が無くなります。

試しに一度描いてみたら完全に時間オーバーでした。

断面図は壁を含む事というルールがありますが、逆に言うと壁を含んでいれば残りは成るべく構造物のない場所の断面図を描けば良いのでそのためのプランニングをする等、事前に作戦をたてておく必要ガアリマス。

確か例年の合格率が50%前後くらいだったような気がします。

普段からやってる人がちゃんと練習すれば受かる%といった感じでしょうか。

そして先日結果が届きました。

エクステリアプランナー一級
エクステリアプランナー一級

なんとか合格できました。

インターネットで結果発表のページを見たらわりと数字が飛んでいて、今年の合格率は50%を切っていたかもしれません。欠席した人もいたかもしれませんが半数以上が不合格というのはやはりそれなりに難しいということかもしれません。

世間に浸透してる気もしないですし、持っている人なら安心という訳ではありませんが少なくともちゃんと勉強して受かっているという事実がありますからお客様にとって業者選びの目安になるとともにこの資格そのものが今よりももっと世に知られるところとなれば嬉しいです。

また有資格者の名前は協会のホームページの一覧表に掲載されると思いますので地域のエクステリア業者さんでエクステリアプランナーの資格を持っている人を検索することもできるのかもしれません。

このような資格をかわきりに業界全体でお客様に良いものを提供できるよう切磋琢磨し合っていけると素晴らしいですね。

イナバ物置 DIYについて

会社の資材置き場にイナバの物置を設置しました。

仕事に必要な資格の受験勉強でここ数ヶ月日曜日が埋まってましたが、先日試験が終わったので以前からストックしておいた中古のイナバ物置を日曜日に組み立ててみました。台風の被害で倒れたものらしく土台の部分が曲がっているので叩いたりペンチで形成しながらなんとか使えるようにして簡易的に施工してみました。

お客様に依頼されて工事する時にはやらないやり方なので参考にはならないかもしれませんが、体感で問題なさそうです。

イナバ物置土台
イナバ物置土台

イナバ物置に限ったことではありませんが、物置やカーポート、ガレージなどほとんどのアルミ製品の工事は、段ボールやフィルムなどの梱包材の剥離と基礎工事が全体の工事時間の半分を占めます。

精神的には7割です。

基礎工事が終わったら私の頭の中では工事は終わってます。

なので今回は基礎も組んである状態でバラして持ってきてあるので基礎ブロックを設置したら置くだけで基礎工事は終わりです。

本来はここまでに1時間はかかります。

砂とセメントを混ぜて空のモルタルにしてからブロックの水平を見て仮に置いた後に土台を置いてみて、土台に合わせてブロックをズラしただけなので15分で終わりましたが、本当はちゃんと水で練ってモルタルかコンクリートにして、転倒防止の金具を埋設するための穴もほらないといけません。

これが割りと時間かかります。

そして残土が思ってるより出ます。

重量物を入れて、風をあまり受けない場所に設置しておけばちょっとやそっとじゃ倒れないので今回は良いにしました。

道路沿いに設置してある物置はちゃんと施工してありますが今回は敷地の中の方なので…

イナバ物置シンプリー
イナバ物置シンプリー

今回はシンプリーというタイプで床も天井も簡単に施工できるシリーズです。

土台を決めたら壁を組んでいきますが、風が強いので部材が常に安定するように組んでいきます。最初は不安なので、次に使う材料をすぐ横に置いておいて必要なボルトは手で持っておき電動工具は自分のベルト等に引っかけておきます。

最初の壁を建てたらボルトで止めながら常に片手で保持しつつ次の壁を建てて連結させておきます。そうすると壁がL字に建つことになるのでとりあえず安定します。

ここまでを一工程として、反対側も同じように建てて、全ての壁を嵌めていきます。

なお説明書はないので順番は違うかもしれませんが、イナバさんは一流の会社なので組み立てはとてもシンプルでわかりやすいです。100棟近くは建ててきたので押さえるべきポイントも頭に入ってるので多少我流です。

しつこいようですが、実際に依頼されて施工する場合は図面の順番を守ります。

変更点があるかもしれないので

イナバ物置ボルト
イナバ物置ボルト

逆に図面には書いてないことですが、ボルトの締める順番や本締めのタイミングと順番は人それぞれな気がします。さすがに一本づつ本締めする人はいないとは思いますが考え方がバラバラで、鉄骨の建て方などをやったことのある人や鍛治屋仕事に携わったことがある人等はこだわりが強いかもしれません。

私の考え方は手で2周ほどボルトをかませておいてある程度全体的に壁と屋根が入ってから柱の垂直を確認して、柱側から垂直面、天井側、床側の順番で電動工具で本締めします。屋根は全体のひねれに影響するものですが、ボルトが入った時点で支障のあるようなひねれは無いはずです。せんきを防ぐためにいきなり電動工具を使うのは良くないです。

ネジが噛み合ってないのにネジを締めていってネジ山が潰れてしまっている状態をせんきと言います。

たぶん方言じゃないと思いますが確かじゃないです…

イナバ物置シンプリー2
イナバ物置シンプリー2
イナバ物置シンプリー完成
イナバ物置シンプリー完成

時間のかかる基礎工事を大幅に簡略化し、梱包のバラしもなかった為ゆっくりやっても1時間ちょっとでできました。

新品をちゃんと商品として提供する前提で施工するならやはりシンプリーでも半日近くかかると思います。

自分でできることは自分でやれば工事費の節約にもなります。

外構工事中なら職人がいるので、わからないことは聞いていただければ助言もいたします。

必要な道具も工事中でしたら無料でお貸しいたしますのでお気軽にお声かけください。

年末はみなさん忙しい時期ですがお体に気をつけて良い新年を迎えましょう