今回はお風呂場をユニットバスに変える工事です。
コチラ↑は古いお風呂場を解体した状態です。昨今は年代が一致してますので、よくある工事です。
住宅をリフォームするとどうしても水場をやりかえたくなり、リフォームをしたいような年代に建てられたお宅は布基礎にタイルのお風呂という状態で、ユニットバスに変えられる方が多いので最近は月に2、3回やらせてもらう工事ですが、理屈では今後は無くなる工事でもあります。
ユニットバスをユニットバスに変えるという工事はあまりやらないので…
当社はリフォーム屋さんからの依頼でユニットバスの下地(基礎)となるコンクリートの荒打ちだけですが、基礎というの何においても一番重要です。
↑コチラはコンクリート打設後です。
今回は特に書くこともないので少し専門用語を説明しようかと思います(*_*)
コンクリートを流し込んで鏝で平らにする行程のことを、打つもしくは打設と言います。
セメントに水を加えたものはノロとかアマとかでしょうか。おそらく正式にはセメントペーストです。
そこに砂を加えるとモルタル、さらに砂利を加えるとコンクリートで、水が無いコンクリートは空合わせと言って水が入っていて施工できる状態を生コンクリートと言います。レディミクストコンクリートとも言います。レディ ゴーのレディと合わせるという意味のミックスのミクストですぐ使える既調合コンクリートと言った感じでしょうか。
因みに水セメント比がコンクリートの強度に強く関係してきます。コンクリートの水が多ければ多いほど流動性が高く、水なので勝手に平らになりますが、コンクリートの中の水分が抜けって固まった状態の時にもともと水があった場所に空隙ができると考えたら、水が多い程固まった時にスカスカのコンクリートになるのだと想像していただければ水は必要最低限にしようという最近のゼネコンさん達の動きも納得いただけるのではないでしょうか。
少し記憶が曖昧ではありますがセメントが硬化するのに必要な水分は水セメント比で20%を切ってたような気がします。
正確な数字を覚えてなくて恥ずかしいところではありますが、現実的には施工のできない水分量なので作業をできるギリギリの水分量で施工することが堅牢なコンクリート建築物を造る上で重要なんです。
特に今回は3、400kgのユニットバスが上に載ってくる基礎部分なので、荒打ちとはいえ責任重大な工事です。
ちなみに荒打ちとはコンクリートを打設して、金鏝で仕上げるという通常の行程のうち最後の金鏝仕上げをしないことです。
見た目がツルツルになっている必要が無い場所ですので大切なのは平らにコンクリートが打設されているかなのでその様な場所は荒打ち仕上げとなります。
最近はエクステリアよりリフォームや土木仕事が多いような気が… (^-^;