車一台の縦列駐車場のタイルが剥がれてしまっているので全面コンクリートにしてメンテナンスフリーにしたいとのご依頼をいただきました。
↑おもに前輪をひねる位置のタイルが剥がれています。
エクステリア工事において駐車場の舗装材を何にするか、という問題はとても重要で、施工時間や機能性、実用性や金額等を考えるとトータルバランスが一番優れているのはコンクリートです。
ただコンクリートはカビや藻等で黒く汚れる事と全面的にコンクリートを敷設すると味気なくなるという問題点があります。
そこで↑このようにタイルを貼ったり石を貼ったり緑をポイントで植えたりするのですが、1t以上にもなる車を停めるのでどんな材料でも良いというワケではなく車が載ることに対応したものでなくてはなりません。
コチラのお施主様の駐車場もとても頑強に施工してありましたが広範囲にわたりタイルが剥離していました。
ゴムでできているタイヤを毎日かなりの圧力をかけた状態で同じ場所でハンドルをきるので、どうしても長年の使用でこのように化粧材料が剥離する現象を散見します。
廃棄する際にリサイクルするためタイルとコンクリートを分けて解体していきます。
剥がれていたり浮いているタイル以外はとても強力に接着されています。
これほど丁寧に施工してあっても時間の経過でこのように剥がれてしまうことがある、という問題とコンクリートのみの施工のデザイン性と、この二つを改めて考えさせられながら解体して今日の作業は終了しました。
デメリットばかりを考えるとデザインの幅が狭くなってしまうのですが、20年後もなるべく綺麗でいることを目指すと難しい問題です…
う~ん…