↑この木を抜いてイナバのドマール土間タイプをここに建てます。
↑樹高3m超えの樹木根っこはなかなか抜き応えがあります。
根っこの範囲は半径4mくらいにまで達していました。
植栽用の植木土に入れ変えて植えてあったので土が柔らかいため重機で一発ですが…
しかし結果的には構造物用に良質土に変える必要があります。
静岡県中部は0-40というサイズで、水捌けが良く、良く締まり、それでいて安価という良い土があるのでそれを後々持ってきて客土として埋め戻します。
↑あらかた木を抜いたら丁張を出して基礎部分を掘っていきます。
丁張というのは杭(写真では鉄杭)に木の板を水平に留めていき構造物の高さや通り芯、結果的に対角も出して糸を張る為に墨を記しておくための重要な工程です。
構造物ではまず土台がしっかりしてなければ上物がどれだけ良い物を建ててもダメです。
どんなものでも基礎がダメなら全部ダメなように建物も同じですね
その土台の基準となるものが丁張です。
なので丁張に張った糸がすべての基準になるわけです。
ちなみに、重機や土を締めかためる為の転圧機の振動の影響を受けるので丁張は何度も見直すことになります。
他業者がいるような現場では触られたりもする可能性があるためやはり丁張が合ってるかの確認が何度か必要になります。
正直なところ小さな構造物だと終盤は丁張があてにならないので無視することもありますが….
本日はここまでです